【明日を支配する】パラレルキャリアのすすめ

本記事の内容

「自分らしく生きられる人生にしたい」「大切な人の笑顔を守りたい。」こんなことって考えたことはありませんか?

ちなみに僕はいつもそんなことばっかり思っています。

キッカケはピーター・ドラッカーの『明日を支配するもの』を読みパラレルキャリアの存在について知ったことでした。

最初読んだ時に僕は他人事には思えませんでした、とても将来が不安になり、パラレルキャリアを持つことで心の平安を手に入れたいと心から望むキッカケになりました。

今回は読者の方の自己実現の参考になるように『明日を支配するもの』を引用してパラレルキャリアの重要性について書いていきたいと思います。

中年の危機

人間の方が組織よりも長命になった。

そこで全く新しい問題が生まれた。

第二の人生をどうするかである。

もはや、30歳で就職した組織が、60歳になっても存続しているとは言い切れない。

その上、ほとんどの人間にとって、同じ種類の仕事を続けるには、40年、50年は長すぎる。飽きてくる、面白くなくなる。惰性になる。耐えられなくなる。周りの者も迷惑する。

ごくわずかの偉大な芸術家は例外である。

『明日を支配するもの』

本当に自分が望む仕事をできていればこんな気持ちにならないかもしれませんが、ほとんどの人が惰性になってしまう事実は否めないですよね。

そして組織が先に無くなることも見越してリスクヘッジしておくことも重要となっていますね。

肉体的精神的に疲れ果てる

今日、中年の危機がよく話題になる。

45歳ともなれば、全盛期に達したことを知る。

同じ種類のことを20年も続けていれば、仕事はお手のものである。

学ぶべきことは残っていない。仕事に心躍ることはほとんどない。

製鉄所や機関車の機関室で働く肉体労働者は、40年も働けば、平均寿命どころか定年もまだ先だと言うのに、肉体的精神的に疲れ果てる。

もう十分である。

『明日を支配するもの』

僕の師匠は「いつでも仕事を辞めたい時に辞めれる自分でいることが大切」とよく言っています。

一つのキャリアを突き詰めて散財をしなければいつでも新しいキャリアを歩むことができる。

多くの人がお金と時間を浪費するから挑戦したい時に挑戦できない。仕事を辞めたくても辞めれる状態にないため、死ぬまで嫌な仕事を続けないといけなくなる可能性があると教わりました。

知識労働者のススメ

知識労働者は何歳になっても終わることがない。

文句は言っても、いつまでも働きたい。

とはいえ、30歳の時には心躍る仕事だったものも、50歳ともなれば退屈する。

だが、あと20年とはいかないまでも、10年、15年は働きたい。

したがって、第二の人生を設計することが必要となる。

『明日を支配するもの』

ドラッカーは知識労働者は何歳になっても終わらないと述べています。

確かに知識労働者になれば働く場所も働く時間にも縛られず好きな分野で好きなように働くことができます。

パラレルキャリアにおいて知識労働者を選択することが大切なポイントになるかもしれません。

仕事の問題解決に必要なこと

(人生における仕事という)問題の解決には三つの方法が助けとなる。

1.第二の人生を持つこと。

2.パラレル・キャリア(第二の仕事)をもつこと。

3.ソーシャル・アントレプレナー(社会的起業家)になること。

ピーター・F・ドラッカー

(20世紀オーストリア出身の経営学者、社会学者、1909~2005)『明日を支配するもの』

まとめ

いかがだったでしょうか?

あまり長くなっても仕方ないので出来るだけ短く引用してみました。

ドラッカーは第二の人生を持つこと、第二の仕事を持つこと、社会的起業家になることが問題解決になると述べています。

パラレル・キャリアなどで第二の人生を持つには、本格的に始めるはるか以前から準備を重ねておく必要があります。

ある教師の方は定年後の趣味として農業を選び、40歳代から準備を始めていました。「定年の2~3年前に慌てて初めても、なかなか難しい。」と言っていました。

いきなり仕事をやめて起業するよりもしっかりと準備をしながらパラレルキャリアを構築し少しずつコツコツと長期的に準備することをオススメしています。

Daisuke Fukami
Daisuke Fukami

是非30代の間にパラレルキャリアを構築し自分らしく生きられる人生を手に入れましょう。