【複業のススメ】願望が先、報酬は後

本記事の内容

「何か新しいことを始めたりけど何をすればいいかわからない、複業をしたいけど方法が分からない。」と悩んだ経験はありませんか?

2017年以降に政府が働き方改革の一環で副業や兼業を推進しはじめた当時は複業はごく一部の限られた人しかできない働き方でした。しかし、テレワークの普及によって出社しなくても仕事ができるようになったいま、複業をする人が増えてきました。

現在は人生100年時代と言われており終身雇用の時代は終わりました。 仮に70歳で定年した後30年生きるられるわけですから年金だけで生活するのは現実的ではありません。

僕らの時代は毎月少しでもいいので収入が入る状態を作っておくというのが必須だと言えます。一度ビジネスを始めるも失敗した僕が自身の経験を踏まえて【複業について】ご説明できたらと思います。

Daisuke Fukami
Daisuke Fukami

少しでも生活が楽になれば嬉しいです。

願望が先、報酬は後

結論

お金ではなく仕事を追う

インターネットを使った仕事だと収入を得る方法はいくらでもあります。しかし僕は最初から報酬を追うのはおすすめしていません。実際に僕も最初はEC物販からスタートして初月から10万円以上の収入を得られるようになりましたが長続きはしませんでした。

そもそも仕事とは仕事が好きだから良い仕事をします。良い仕事に対して人が「いいね」と評価をし、それに見合った対価を払っていただけます。するとやりがいが生まれて、ますます仕事が好きになる。良いスパイラルになれば、自然とお金がついてくるようになります。

マネーモチベーションだけでは複業は続きません。お金を追ってしまって健康を失い人間関係をないがしろにしては元も子もありません。どうせやるなら長く続く願望に沿った職業をおすすめします。

願望を明確にすべき理由①

二要因理論(動機付け・衛生理論)とは、アメリカの臨床心理学者、フレデリック・ハーズバーグが1959年に提唱した理論です。

ハーズバーグは、人々が仕事上のどんなことで満足を感じ、どんなことで不満足を感じるのか調査しました。

その結果、満足を感じる時は、その人の関心は仕事そのものに向いているのに対し、不満を感じる時は、その人の関心は自分たちの作業環境に向いているという結果が出たのです。

動機付け要因

ハーズバーグは、満足を感じる要因を「動機付け要因」と名づけ、より高い成果を目指して人々を動機付けるものであるとしました。例えば、「やりがい」「承認」「仕事そのもの」などがこれに当たり、一人ひとりの価値観から出てくる要因であると言えます。

衛生要因

また、不満を感じる要因を「衛生要因」と名づけ、不足すると不満を引き起こしますが、満たしたからといっても満足感につながるわけではないものと考えました。これは外部からくる要因であり、「会社の管理」「上限関係」「労働条件・給与」などのことです。

ハーズバーグによって述べられているのは、「衛生要因」をいくら満たそうとしたところで、モチベーションを上げることはできないということです。

例えば、給与や労働条件を改善したとしても、不満を防ぐ効果はありますが、満足感を得る、つまりモチベーションを上げることにはつながらないと考えたのです。

願望を明確にすべき理由②

社会心理学者のデジによれば、内発的動機付けには有能感と自己決定感が強く影響するといいます。

つまり人は、仕事をする中で「能力を発揮できている」という感覚がある時、また、「自分自身で目的を定め、計画を立て、実行している」という感覚があるときに、内発的動機を得やすいといえます。

報酬を与えることで、やりがいや楽しみという内発的動機づけが失われてしまうということが示唆されています。つまり仕事が楽しいからやるという内発的動機がないと長続きしません。

長続きしないと当然専門家になれないのでお金は集まりません。常に仕事を追うのが先、報酬は後になります。なので複業をするにあたってはまずは願望を明確にすることをおすすめします。

楽しいを基準にする

お金を目的にすると内発的動機付けができていないので長続きせず失敗します。

複業で10万円の収入を得たいと報酬系の目標があった場合達成が1年後だと継続できません。なぜなら人間の報酬系のモチベーションは1ヶ月から3ヶ月しか続かないようになっているからです。

しかしお金が目的ではなく楽しみや過程をモチーベーションにすると続けることができます。

本当に燃えるような願望があれば1年だろうと3年だろうとパラレルキャリアで価値を重ねることができます。何故なら仕事自体が自己実現だからです。

「楽しいから毎日ブログを書く、楽しいから毎日SNSやを更新する。そこに辛いとか苦しいとかは思わない。」というモチベーションです。報酬を追わず仕事を追うとはまさにこの事です。

まずは心身ともに健康で人間関係に満たされた状態を毎日続けながらましょう。

そして特と才を兼ね揃えた付加価値の高い人間になるために長期的に積み重ねて参りましょう。

魔法の杖はない

今回は『報酬』と『やりがい』どちらが有効か、モチベーション理論に基づいて考えてみましたが、いかがでしたか?

「二要因理論」では、『報酬』を満たすことだけでは不満の解消はできても満足感は得られず、『やりがい』を満たすことで満足感を得ることができることを述べていました。

報酬を追いかけてしまうと言い訳の究極の3Dである「どうせ・でも・だって」と言い訳がでます。

「どうせやっても稼げない。」「でも何の能力もない。」「だって時間がない。」などの言い訳です。

でも本当にやりたいことであれば実現したいことであれば、お金がなくても、時間がなくても、能力がなくても「やりたい。」という言葉が出てきます。

節制をして心身ともに満たされた状態で、人間関係も満たされていれば自己実現のための方法は無限にあります。

殆どの人がやらないからこそ数年間頑やれば確実に資産形成ができます。そしてそういう人こそ報酬ではなく仕事を追いかけています。

まとめ

ポイントまとめ
  1. お金ではなく仕事を追う
  2. 人は内発的動機付けで動く
  3. 報酬よりも願望を明確にする
  4. 楽しいを基準にする
  5. まずは健康と人間関係を満たす

ここで僕が好きな名言を一つご紹介したいと思います。

If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?

もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?

スティーブ・ジョブズ

僕は人生の先生に「人は2回生まれるんだよ。」と聞きました。1回目はお母さんのお腹からオギャーと生まれた時。2回目は自分の燃えるような願望を見つけた時だそうです。

僕は30代で健康も人間関係もお金も信用も全てを失いました。しかし今では僕の人生はまだ始まったばかりのように感じています。

自分自身の燃えるような願望を見つけることができたからです。

自分が遅れているように感じ、他の誰かに必死に追いつこうとストレスを感じている親愛なるあなたへ。

「あなたは遅れていません。自分のペースで進んでください。きっといいタイミングがきます。」

お金を稼ぐ人はお金を追わない。良い仕事に集中する。そうすれば、楽でない仕事が楽しくなる。お金はあくまでも結果ですコントロールできません。

実際にそういう人にこそ仕事もお金も集まってくる。「代価が先、報酬は後」このシンプルな法則をいまこそ私たち一人一人が心に刻むべきだと思います。

共に学びを通して成長して参りましょう。

Daisuke Fukami
Daisuke Fukami

最後まで読んでいただきありがとうございました。
Thank You for being you. You have a nice day now!