【今すぐ動く】1秒の力

本記事の内容

「まだ納期まで時間があるから後回しにしよう」「今は忙しいから、この後から頑張ろう」という先延ばしの経験ってありませんか?

心理学教授であるJoseph Ferrari氏らの研究によると、成人の約20%が、慢性的な先延ばし癖があると認めている のだそうです。

その先延ばしは【真面目な性格】が原因かもしれません。

過去の僕はメンタル疾患になったなったことをキッカケに自分と向き合い、今では先延ばしを対策して毎日積み重ねることができています。

この記事では自身の体験を踏まえて【先延ばし】について解説します。

Daisuke Fukami
Daisuke Fukami

少しでも生活が楽になれば嬉しいです。

とにかくお試しでやってみる

結論

今の自分を信じて1秒だけやってみる。

精神科医の和田秀樹氏は先延ばしにしてしまう癖がある人は真面目な人が多いと述べています。

まずはありのままの自分を受け入れ1秒だけトライしてみることです。

1秒トライ法

やる気が出なくてずっと先延ばしにしてきた仕事なのに、いざ始めてみると、だんだん興味がわいてきて、気がついたら2時間くらい没頭していたなんて経験はありませんか?

これは、脳の中で「作業興奮」と呼ばれる特別な脳のしくみが効果を発揮してくれたからなのです。

5分間作業していると、脳内のやる気の中枢である側坐核が興奮状態になり、その結果、やる気が後から高まってきます。これが作業興奮と呼ばれる現象なのです。

真面目な人ほど悩む

先延ばし癖があるというと、面倒くさがりであったり、ズボラな性格であったりというイメージが浮かびます。

実際に僕自身も先延ばし癖のある自分を責め続けていました。

しかし、精神科医の和田秀樹氏は、次のように述べます。

精神科医の立場から言わせていただくと、仕事の遅い人や先延ばし癖のある人は、むしろ真面目さによることが多いのです。

(引用元:furi-kake|真面目な人ほど出世できない!? 仕事の「先延ばし癖」をやめる3つの習慣 )

まじめな人ほど先延ばしするのは、「完璧にしなければという想いが強すぎるから」だと、和田氏は述べます。

自分を許せる能力

また、メンタリストのDaiGo氏によると、自分を許せる能力(セルフコンパッション)が高い人ほど、先延ばし癖が少ないのだそうです。

しかも、自分を許せる能力が高い人のほうが、目標を達成できる能力も高いとのこと。さらに、自分を許す能力が高くなると、先延ばし癖がある人を悩ませるストレスが軽減されるのだそうです。

セルフコンパッションのレベルが高い人ほどストレスのレベルが少なく、更に先送りも少なかったという結果が出ています。反対にセルフコンパッションの低い人たちは、先延ばしをしまくっていました。自分を批判しているストレスや仕事のストレスが脳のワーキングメモリを圧迫してしまって先延ばしをしまくっていたということです。

(引用元:Mentalist DaiGo Official Blog|完璧主義と自己批判が先送りの原因!

先延ばしの健康上のリスク

Fuschia Sirois氏は先延ばし癖による健康上のリスクに対しても警鐘を鳴らしています。

身近なところでは慢性疲労を招くおそれがあると、メンタルコーチの大平信孝氏は述べます。

先延ばし癖による自己嫌悪が、精神的のみならず、肉体的にも疲労を招くのだそうです。

「頭ではわかっているけどできない自分」「逃げる自分」を責めてしまい、自己嫌悪に陥ります。つまり、重要なことを先延ばしにすると、精神的、肉体的、頭脳的に疲れてしまうのです。

(引用元:東洋経済オンライン|仕事ができない人に共通するヤバい口癖7つ

集中力を低下させる

先延ばしをしたとしても、その物事を完全に忘れてしまうことは難しいでしょう。むしろ、ほかのことをしながらも、先延ばししていることが頭の中をチラチラと飛び交い、かえって気になる……ということも。

先延ばしにした物事が常に気になってしまうことから、先延ばし癖は集中力を低下させると、メンタリストのDaiGo氏は述べます。

先延ばしにしたタスクが気がかりとして残ったまま、ほかのタスクに取り組むことは、脳の負担となり、集中力を低下させます。先延ばしせずすぐやることによって、脳の負担を軽減して活性化させるとともに、集中力アップにもつながるのです。

(引用元:東洋経済オンライン|「すぐやる!」が習慣化する5つのアプローチ

まとめ

ポイントまとめ

とにかく1秒だけやってみる
クオリティーに固執しない
自分を許せる能力を磨く

ここで僕が好きな名言を一つご紹介したいと思います。

A man who dares to waste one hour of time has not discovered the value of life.

「1時間の浪費を何とも思わない人は、まだ、人生の価値を見いだせていない。」

チャールズ・ダーウィン(自然科学者)

自分らしく豊かな人生を歩むためには、徳と才を兼ね揃えた付加価値のある人間になるなる必要があります。

人生で何かを成し遂げたり、達成するためには必ず進んで先に代償を払わないといけません。

しかし過去の僕の様に完璧主義や先延ばし癖があると理想と現実のGAPに自分を苦しめてしまうファクターになることもあります。

僕は精神疾患を経験し自己を見つめ、自分の足るを知った時、ある程度の緩さを手に入れた結果、先延ばし癖から開放されました。

「僕は今この瞬間の自分しか信じない。1時間後の自分も、明日の自分も信じない。あくまで自分がやりたいからやる。自分がどうしても成し遂げたいことがある。そのためには1秒でいいから積み重ねたい。」とそう思えるようになったんです。

重要なのは不完全でもいいので達成をイメージできること。そしてやらされ感のないことです。

ある程度緩さもあればイメージもしやすいですし代償が払いやすく楽しんで価値を積み重ねることができます。

共に学び良い習慣形成をして豊かな人生を歩めたらと思います。

Daisuke Fukami
Daisuke Fukami

最後まで読んでいただきありがとうございました。
Thank You for being you. You have a nice day now!