【目標達成の裏技】行動を目的にする

本記事の内容

「目標があるのに正しい行動がわからない。」「結局何をすればいいかわからないから行動できない。」こんな経験ってありませんか?

暗中模索、右往左往、いったい自分はどこに向かっているのか?いつも不安で本当にこの行動は正しいのか疑問に思う。

目標というゴール地点があるのに中間地点までの道のりがわからない目の前に霧がかかり完全に浮き足立った迷子の状態です。

こんな期間って本当にモヤモヤして逃げ出したくなりますよね。

カーナビの道案内みたいに確実に最短でゴールまでの道のりがわかれば安心して行動ができるのになぁっていつも思います。

でも実際には最初は暗中模索で手探りで進み成果を手に入れるのが世の常。

今回は「自分には成果を手に入れるためのプロセスがイメージできない。」こんな時の対処法について書いていきたいと思います。

行動を目的化してみる

手段の目的化ってすごく否定的に捉えられていますが中間地点までの道のりが分からない場合はめちゃくちゃオススメです。

例えば僕は高校時代ラグビーをしていたのですが始めた当初は右も左も全くわかりませんでした。

完全に暗中模索で右往左往の挙動不審、本当に不器用でヘタレプレーヤーでした。

ハンドリングも全然ダメ、筋力もないし、キックも下手、すぐに当たり負けするし、戦術眼にも優れていないし、おまけにチームで一番不器用。。。

毎日先生と先輩に怒られまくりで本当に凹みまくっていました。

そんな時に先輩にアドバイスしてもらったのが毎日「走り込み」をすることでした。

「とりあえずダイスケは誰よりも走れるようになったら希望見えるんちゃう。」ってアドバイスをもらい、正直最初はポカーンって感じたんですが素直だった僕はラグビーの練習よりも走り込みを毎日することにしました。

(ラグビーの練習しろよ!)

誰からも期待されて無かったですが、雨の日も風の日も走り込みを続けて気がつけば1年間で陸上部の長距離選手に負けないくらい誰よりも走れるスタミナを手に入れました。

実際にはそれでレギュラーに選ばれるほど甘くは無かったんですが「毎日走り込みを行う」ということを目標にすることでいろんな結果が見えるようになりました。

副次的な効果ですが体力と筋力が付き、当たり負けしなくなり、足が速くなりドンドン相手を抜きされるようになってきました。

試合中一番走れる身体を手に入れることによりだんだん自分が必要とされているポジションがわかるようになりました。

自分が必要とされているのは「体力と情熱」諦めないメンタリティだったり当たり負けしない突破力、誰よりも声を出してチームを鼓舞するムードメーカーなるとこのチームで輝けると確信に変わって来ました。

結局戦術眼であったりキックだったりは最後までダメダメだったんですが長所進展法でかなりうまくいきました。

ヘタレプレーヤーだった僕が、毎日「走り込み」をするという行動を目的化したおかげで成功までの明確な道のりが見えるようになった最初の体験でした。

目標設定で情報が入るように

DIESELという企業で社会人になってから再認識したことですが、ゴール地点を設定していれば中間地点が霧がかかった状態であっても行動を目的化することで少しずつ霧が晴れていくということでした。

ラグビーで培った体力と情熱で僕は「絶対にすぐに出世してやる!」という気持ちで張り切って社会人を迎えました。

案の定「不器用」が炸裂して、問題ばっかり持ってくるダメ営業マンということが発覚しましたが超優秀な上司に恵まれ毎日生きがいを感じながら仕事に取り組むことができました。

営業の世界に入ってからNo.1のセールスになることを決めましたが全くうまくいかずの日々が半年間続きました。

そこから上司に相談して「ダイスケは不器用やから誰よりもアプローチ行ったらいいんちゃう?」ってアドバイスを貰い毎日人の2倍アプローチ数の行動することを決めました。

他の子はちゃんとトレーニングとかしてもらってたのに!!なんで!!

そうです。

ラグビー部の時と全く同じ扱いです。

自分はそういう星の下に生まれたんやなぁとか思いながら実直にアプローチを続けました。

毎日の目標は150人にアプローチして顧客リストは2人獲得して毎月200枚の手書きDMを書くことを目標にしました。そして上司を質問責めにして知識を盗みまくりました。

その結果気がつけば売上と顧客数でNo.1になることが頻繁に増えてきました。

最初はNo.1になることを目標にしてても霧がかかった状態でしたが、毎日「150人にアプローチする」という行動を目的化したお陰で結果的にNo.1までの道のりが見えるようになりました。

150人にアプローチすれば6人に売れる。200枚DMを書けば150万円売れることがわかるようになったので月の頭にはハッキリとした明確な結果とそのための行動が見えるようになっていました。

ここで学習したことは目標設定さえしてしまえば最初は方法がわからなくてもトライ&エラーを繰り返すことで情報が入り、中間地点までの道のりが少しずつ見えてくるということでした。

一応学術的根拠もあって、理由は脳の中の脳幹網様体賦活系(RASRiticular Activating System)が刺激されるからです。

RASとは脳幹から大脳全体に向かう神経の束であり、神経のネットワークの事です。

RASは注意のフィルターとして機能します。重要でない情報をスルーして重要な情報を処理するために脳全体に司令をだして情報に集中し記憶力が高まる仕組みになっています。

そのため、目標設定していると「必要な情報を見るようになる」「思い始めたから目につくようになる」というのが正確な表現とも言えます。

なので中間地点が見えなくてもゴール地点と行動目標さえあれば徐々に情報が入ってくるというわけです。

一定期間信じて突き進む

行動を目的化した時に思うことですが一定期間爆発的な行動量とスピードで信じて突き進むことってマジで大切だと思いました。

僕が病気をしてから実家のリフォーム店のマーケティングを担当するようになって一番最初に始めたのかポスティングでした。

闘病中ということもあり散歩することを勧められた僕は毎日200件ビラ配りすることを決めました。しかも一軒家だけ。

そう真夏のクッソ暑い中、汗をダラダラ流しながらひたすらビラ配りすることから始めました。

だって予算がなかったから。

マーケティングの先生に教わったことを実直に毎日毎日続けていましたが全く思ったような成果が出ませんでした。

「ほんまにこんなんでうまくいくんかなぁ。」

待てど暮らせど電話はうんともすんとも。

久しぶりに感じた暗中模索、右往左往の状況です。目の前は霧がかかっていてどうしたらいいかわからない。

チラシを改善して出して、結果を見て、またチューニングして、改善してまた出す。

チラシのキャッチコピー1行変えてみる。商圏を変えてみる。チラシのサイズを変えてみる。紙の大きさを変えてみる。レイアウトを変えてみる。

デザインを変えてみる。文字の大きさを変えてみる。内容をもっと絞った内容にする。手紙を書く様に内容を変える。もっともっとシンプルにする。

一瞬で目に入るような文字の少ない内容にする。どんなことでもいいからとにかく毎日毎日小さなテストを諦めない。

この繰り返しです。

流石に凹むなぁとか思いながらとにかく行動を目的化して毎月5000部は配ることをノルマにしました。

毎日マーケティングを実践するということを目標にしてからは行動が大きく変わりました。

50円しか利益のない工事を試したり、お客様に手紙を書いたり、電話したり、季節の挨拶に伺ったり、定期訪問したり、知り合いに電話をかけたり、友達に声をかけてみたり、まさにドブ板営業です。

お客様の声を聞いてニーズにあった広告に変更したりターゲットを極限まで絞ってみたり、いろんなことを試して半年後には気がつけば売上が4倍に増えていました。

そして今では困るくらいに問い合わせがある状態になっています。

このように一定期間の間は中間地点が見えなくても行動を目的化して信じて突き進まなければいけない時期もあります。

結果というのは行動から生まれるんだなぁと改めて感じたわけです。

行動と成果は伴わない事実

僕は個人的には目標設定をした時や軌道に乗る前に初めから質を追い求めるのは違うような気がします。

僕が思うに質って行動の量をこなして初めて生まれます。

僕は間違いなく不器用なので質をあげるには一定の爆発的な量とスピードが必要な人間だということがわかったからです。

僕は偉そうなことを言っているわけではなく人が経験しないような大きな失敗をしました。借金地獄に一家離散・離婚に鬱病・自己破産です。

僕はやらなきゃいけないのが分かっていても全然やる気がでなくて身体が動かなくて破滅的な人生を手に入れました。

目標設定した時は行動と結果が連動してない時期だからこそ行動を目的化することって大切かなと思います。

行動すれば結果がついてくるってわかっていれば誰でもできると思いますが、最初はどれだけ行動しても結果はついこない時期なんです。

行動しても結果が出るかわからないという時期だからこそ最初の段階が最も危険な場所なんです。

まさに暗中模索、右往左往、次のステップがわからないからやる気をなくす。

「やらなきゃいけない時期なのはわかっているけど動いてもしょうがないやん。」ってなってしまう。

「頑張っても結果出ないししょうがないやん。」ってなってしまう。

正しい行動ができているかどうかもわからない。正しい道順もわからない。

この蟻地獄のような時期に結果を追い求めすぎるのは危険かなって思います。

あくまでも結果は一番大切なんですがこの時期に関しては結果ではなく量を目的にしてもいいと思います。

毎日ブログを書く

毎日チラシを配る

毎日スキルを磨く

こういうことをゴールにしていいと思います。じゃないと僕は続けられる気がしません。

人間ってそんなに意思が強くありません。

やってみる→ダメ

やってみる→ダメ

やってみる→ダメ

の繰り返しだとドンドンやる気がなくなってしまいます。

この時期は一定のトレーニングがいるし、一定のスキルが必要な学びの時期だと思うんです。

この二つがあって徐々に成長軌道にのって行動と結果がともなうブレイクスルーポイントにたどり着くことができると強く思っています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

目標達成ができない時、理想の自分までの道のりが霧がかかって道がわからない時、「どうせうまくいかないから何もしない」となるよりも長期的なスキル目標を掲げてみませんか?

目標達成ができない理由はスキル・マインド・ナレッジが不足している可能性が高いです。

そして絶対に長期的に続けいく覚悟が必要になります。短期的なものは形になりにくいからです。

是非今回見ていただいた内容を参考に行動を目的化して何かのスキル目標を掲げて欲しいなと思います。

何かができるようになるということは本当に素敵なことだと思います。目の前の景色が劇的変わります。

Daisuke Fukami
Daisuke Fukami

目の前の景色を変えたいなって言う人は是非行動の目的化を試してみてください。