この記事では【週間目標設定】について紹介します。
目標設定を何度もしているけどいつも挫折してしまうという経験ってありませんか?
僕は過去に何度も高すぎる目標設定しては挫折してを繰り返し、燃え尽きた経験やメンタル疾患になった経験があります。
病気になったことをキッカケに自分と向き合い、今では自分が心から納得のいく願望に向かって目標設定をして毎日積み重ねることができています。
この記事では自身の体験を踏まえて【週間目標設定】について解説します。
生活が楽になれば嬉しいです。
時間在庫を明確にする
「7つの習慣」では、計画を立てる際に、1週間を最も適したスパンとして紹介しています。
しかし1週間の目標を立てるには一日の時間の在庫を知る必要があります。
一週間は1日が7回積み重なった状態です。まずは一日の時間在庫を把握しないと予測も立てることが難しくなります。
そのためには自身の作業バランスを明確にした上で時間の在庫がどれだけあるのかを把握しましょう。
作業バランスとは一日の時間割りをセルフケア・余暇活動・生産活動に分けて考えることです。
セルフケア(食事、入浴、更衣、整容、睡眠)
生産活動(仕事・勉強、家事など)
余暇活動(趣味、休息など)
経済状況やバックグラウンドによるので人によって全く違います。何時間が正解というのはありません。
まずはご自身の作業バランスを把握することからスタートしてみてください。
一日の時間在庫を把握できたら、1週間後の理想の姿を思い浮かべてテーマを決めます。
①「健康面」②「人間関係」③「仕事」④「経済活動」⑤「趣味教養」という5つの面から順番に今週のテーマを決め、週間計画を考えていきます。
健康においては最優先にしてください。過去の僕の様に、健康と家族を後回しにしてしまっては破滅的な人生になってしまいます。
家族においては、それぞれが大切な役割を持っています。父として母として、息子として娘としてなど、その人にしか果たすことのできない大切な役割です。
1週間の計画を立てる際には、どんなに他のことで忙しくても、必ず健康と家族の一員としての役割を念頭において、週間の目標や計画を立てるようにしてください。
1週間の目標が決まったら、1週間後の理想の姿に向かい、1週間の中で、さまざまな役割のバランスや、生活のバランスをとりながら、大切なことが実行できるように計画を立てていきましょう。
・水曜日には振り返りを1時間設定する
・毎日1秒だけ筋トレをする
・水曜の午後に歯医者の予約を入れる
・日曜日は家族との上質な時間を過ごす
・野山さんとアポイント
・趣味教養の時間(毎日読書1時間)
・自己研鑽の時間
・本業意外の経済活動
下記の様に1週間でこなさなければならない事柄を一覧にして見てみると、プライオリティや時間の配分について、より明確に意識できるようになります。
また、1週間の計画を立てる際には、重要なこと、大切なことから先にスケジュールに入れるようにしてください。
目標設定ができたら実行に移します。実際に実行する際はスマートフォンやメモ帳どちらでも大丈夫ですので記録を残すようにしてください。
5:50起床ベッドメイキング
5:55洗顔・歯ブラシ・水を2杯飲む
6:00筋トレ
6:15手帳を開き目的と目標を見る
6:17昨日の振り返りを見てTo doを書く
6:32今日のスケジュール帳を書く
6:47インプットの時間
7:00アウトプットの時間
7:30ブログ開始
11:00休憩
感想:朝の2時間がやはり一番集中できる。昼以降は集中力が落ちている。
このように、ご自身の生産量や成果などが客観的に見てフィードバックできるようにしてください。
その週が終わったら、「一週間のテーマ」で立てた目標が達成できたかどうか、1週間の振り返りを行います。
できなかったことは、翌週に再度計画するか、計画の見直しを行ってください。
水曜日や週末に、少し時間をとって、振り返りと翌週の計画を立てるとさらに効果的です。
エドウィン・ロックは、明確に定義された目標と前向きなフィードバックによってモチベーションを高めることができ、具体的で測定可能な目標であれば、その目標を達成する可能性が高くなることを示しました。
- 目標は明確かつ具体的であること。
- 意欲と集中力を維持できる適度なもの。
- 最初から納得し楽しめるもの。
- 定期的にフィードバックを行うこと。
- 目標は小さな中間目標に分けること。
- 本当に望んでいること
- 一貫性があり大きな目的に繋がっている
- 具体的ですぐに行動に移せること
- 定量化できる目標であること
- 自分が納得していること
- 現実的でレベルにあっていること
- 期限をきること
このように目標設定理論やSMARTを参考に目標を立ててみてください。
この時にある程度のゆるさを持って設定することにもチャレンジしてみてください。
あまりに厳しすぎるといつの間にか自分を強制することになってしまいますので、それだと計画倒れに繋がります。ある程度の緩さや挫折も計画しながら目標設定することをおすすめします。
例えばダイエットをして5kg痩せたいという方は「1ヶ月で5kg痩せる」という目標ではなく「1ヶ月以内に週3回筋トレして1kg痩せる。」
もしくは「1週間に3回は20分散歩をして0.25g痩せる。」など、具体的かつ少し頑張れば達成できそうなレベルの目標を設定した方がより達成しやすくなります。
必ず達成できそうな目標であればフィードバックもしやすく期間限定であれば意欲があり楽しめる目標設定に工夫できそうですね。
僕は山を登る時に山の頂上から逆算して各休憩所などの目標を立てます、そして地図と経過時間、体力の様子を見ながらおおよそのイメージを立てて危険予知をしたり、休憩を計画したり、時には景色を楽しみながら登ります。
それと同じ様に目標設定する際には目標からの逆算と現在の進捗からの何度も何度も、GAPを見て修正していきます。
手帳と時間在庫を見て一週間後の未来と現在をイメージの中で行き来しながら、危険を予知したり、挫折を予知したり、休憩を計画したり、時には楽しむ余裕を持てるような目標設定をしています。
「水曜日の9時はお気に入りのカフェにいるからいつもより1.5倍は生産できるかもしれない。もしできたらご褒美に映画でも見に行こう。」
「木曜日は会議があるから、この予定は非現実的かもしれない。会議の後っていつも疲れているから前日の17時までにはやっておこう。」
このように1週間先であれば達成も挫折もイメージしやすくなります。まずは一週間後のイメージトレーニングから行ってみてください。
本来であれば目標達成の際には下記の様に計画の順番があるといわれています。
①人生の目的を明確にすること。
②目的の状態になるために計画を立てる。
③長中期(1年・3年・5年)に分けて目標設定すること。
④年間目標を設定すること。
⑤月間目標を設定すること。
⑥週間目標を設定すること。
⑦一日の目標設定をすること。
僕の場合この未来からの逆算をすることが難しく、現在の時間在庫をはっきりとさせた上で目標設定するようになりました。そうすることで目標がよりリアルに感じられるようになりました。
1週間の自身の作業量や生産量を知ることで1ヶ月・3ヶ月の生産量を把握できるようになるので計画錯誤が防げるようになります。
まずは1週間の目標設定で目標達成を目指してみてください。
- 一日の作業バランスを明確にする
- 一日の時間在庫を明確にする
- 時間在庫を把握し週間目標を立てる
- 一週間後の達成をイメージする
- 週間の振り返りを行う
- 最初はゆるさを持っておくことも必要
ここで僕が好きな名言を一つご紹介したいと思います。
I must govern the clock, not be governed by it.
時間を管理しなければいけません。時間に管理されてはならない。
ゴルダ・メイア
過去の僕の様に厳しすぎる目標は自分を苦しめてしまうファクターになることもあります。
厳しすぎる目標では現在の自分とのGAPがありすぎて達成がイメージできません。時には「達成できない自分が悪い。」と自分の人格を否定することもあるかもしれません。
僕は本当の目的を知った時、そして自分の足るを知った時、ある程度の緩さを手に入れた時、毎日の継続が苦しくなくなりました。
「あくまで自分がやりたいからやる。自分がどうしても成し遂げたいことがある。そのためには1秒でいいから積み重ねたい。」とそう思えるようになったんです。
重要なのは達成をイメージできること。そしてやらされ感のないことです。一週間後であればイメージもしやすいですし代償が払いやすくなり楽しんで価値を積み重ねることができます。
共に学び良い習慣形成をして豊かな人生を歩めたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Thank You for being you. You have a nice day now!