仕事や学業において目標や理想があるのに毎日継続ができない。頑張ってはいるけど全く楽しめていないという経験ってありませんか?
僕は過去には見栄やプライドに縛られ他人の為の目標を追っかけて燃え尽きた経験やメンタル疾患になった経験があります。
失敗の経験を活かし自分と向き合い、今では自分が心から納得のいく願望に向かって目標設定をして毎日積み重ねることができています。
この記事では自身の体験を踏まえて【毎日継続する方法】について解説します。
生活が楽になれば嬉しいです。
毎日ではなく、ほぼ毎日継続する
普通の人は『必ず毎日しないといけない。』と思うと毎日予定を立ててしまいます。必ずやらないといけないと思うと強制感や、やらされ感が生まれます。
精神科医の樺沢先生が言うには人は強制や押し付け・義務感を感じると脳にブレーキがかかると言います。
「それに毎日しなきゃいけない」と思うのは苦しくなってしまいます。強制力や義務感が人間のモチベーションにブレーキをかけてしまうということです。
キーポイントは【ほぼ毎日】です。
私たちは、他人からあれこれ指図されたり束縛を受けたりすることを嫌うものです。
自分の行動は自分の意思で決めることができる、意思決定の自由は自分にあると実感できるときに、行動へのモチベーションは強まります。
例えば、自分で立てた目標を苦労しながら達成したときの喜び、他人に指示されることなく好きなことに没頭しているときの充実感などは、それ自体が報酬として行動へのモチベーションを強めます。
こうした達成感や充足感、行動すること自体の喜びといった、私たちの内部から生み出される刺激に基づく行動へのモチベーションは、「内発的動機付け(intrinsic motivation)」と呼ばれます。
心理学者のE.デシによれば、内発的動機付けによって生まれる行動は、環境を自分自身がコントロールできているという有能さの感覚と、外部的な制約からではなく自らの自由意思で行動しているという自己決定の感覚を強めるそうです。
『自分はやればできる力を持っている。』という感覚と、『人からの指図や報酬で動かされたりしたのではなく、自分の意思で決めた。』という感覚です。
デシの研究によれば、内発的動機付けから生まれている行動に外的報酬が与えられると、「好きだから」「楽しいからやっている」という気持ちを阻害することになり、内発的モチベーションは弱まってしまいます。
ほぼ毎日更新といえばコピーライターの糸井重里さんが運営している「ほぼ日刊イトイ新聞」というポータルサイトがあります。
【ほぼ日刊】と書いているのにも関わらず1998年6月6日創刊以来、一日も休まず更新しています。
糸井重里さんの様に何かを続ける時は100%やるんじゃなくて”ほぼ毎日”やれば続けやすくなります。
必ず毎日だとプレッシャーや責任感から義務になってしまいます。やっていて楽しくなくなります。
どうしても忙しくてどうしてもできない時は「今日はやらなくてもいいや。」というゆるさや、日記が続かない時は「今日は1行だけでいいからやろうかな。」というゆるさも大切です。
ほぼ毎日続けるからこそ『今日はもう少し頑張れそうだから明日の分もやっておこう。』という余裕が出てくるものです。
何かを続ける時は自分が本当にやりたくて続けたいと思うペース配分や気持ちの部分でゆるさをマネジメントすることも重要なんですね。
- ゆるく継続することも必要
- 強制されるとやりたくなくなる。
- 人間はやりたいから行動するいきもの
- ほぼ毎日でいいいいからゆるく継続する
- ゆるさをマネジメントする
ここで僕が好きな名言を一つご紹介したいと思います。
We are what we repeatedly do. Excellence then, is not an act, but a habit.
Aristotle(アリストテレス)
人間とは物事を繰り返す存在である。したがって、優秀さとは行動そのものによって得られるものではなく、習慣の賜物である。
人生で何かを成し遂げたり、達成するためには習慣の力は必ず必要になってきます。習慣や継続が大切なのは誰しもが理解しているもの。
しかし自分に厳しすぎると継続や習慣が時に自分を苦しめてしまうファクターになってしまいます。
僕は双極性感情障害があります。継続や習慣を行う際に自分に対しての緩さを許すことができませんでした。そして完璧でないのならやめたほうがいいと何度も挫折してきました。
ある程度のゆるさを手に入れた時、僕は毎日の継続が苦しくなくなりました。「あくまで自分がやりたいからやる。自分がどうしても成し遂げたいことがある。そのためには1秒でいいから積み重ねたい。」とそう思えるようになったんです。
重要なのはやらされ感のないことです。ほぼ毎日でいいからたった1秒でいいから続けるという緩さもとても大切な要素になります。
共に学び良い習慣形成をして豊かな人生を歩めたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Thank You for being you.
You have a nice day now!