メンタル疾患を抱えながら働く方法

本記事の内容

この記事ではメンタル疾患を抱えながら働く方法について紹介します。

「メンタル疾患で働くことが怖い。」「会社にいかないといけないのに身体が動かない。」「誰にも相談することができない。」などの疑問や悩みを持つ方がいるのではないでしょうか。

過去に医療保護され社会から逃げた僕が今では『自分が自分らしく生きられる生き方』を追求できています。自身の体験を踏まえてメンタル疾患を抱えながら働く方法を解説します。

Daisuke Fukami
Daisuke Fukami

最後まで読んで、すこしでも楽になっていただけたら嬉しいです。

無理しないライフスタイルを作る

結論

メンタル疾患の療養で大切なことは無理をしないこと。
自分のできることをやれる範囲でやっていきましょう。

メンタル疾患の方は無理をするのが大好きです。ついつい無理してキャパシティーを越え再発させる方が殆どです。

50%異常の人がついつい頑張りすぎてしまい。また入院や薬が必要になると言われています。

「無理をしないでできる範囲でやる。」というのは言葉でいうのは簡単ですが、実際にはとても難しくついつい頑張り過ぎてしまいます。

心理士の方や作業療法では無理しないことや環境を変えることを推奨されています。

身近な方と相談したりメンタルクリニックには相談員がいる場合もあるので治療と共にライフデザインが必要不可欠となります。

原因を追求しないと解決にならない

辛い作業かもしれませんが回復期を越えたあたりから、そもそもの「何故自分はメンタル疾患になったのか?」という根本原因をしっかりと思い出して現実を受け止めないと改善は難しくなります。

なので第三者との会話の中でしっかりと冷静に受け止めて原因を追求する必要があります。

そしてメンタル疾患の方はがんばり屋さんや非常に真面目な方が多いので、言われたことを重く受け止めてしまい「頑張って答えなきゃいけない。」と思う結果、仕事を頑張りすぎてメンタルや身体を壊してしまう人が殆どです。

つい頑張ってしまうような働き方を変えるのが根本的な予防であり、本当の意味での治療になります。

そもそも忙しさやストレスの対処法ができていないのでメンタル疾患になるのでライフデザインにより根本的な予防が必要です。

Daisuke Fukami
Daisuke Fukami

習慣やライフ・ワークバランスのライフデザインを見直さないと改善は難しいと思います。

病気になる前に戻ってはいけない

閉鎖病棟に入院中によく耳にすることが「病気になる前に戻りたい。」という言葉です。

この考え方は根本的に間違っており、病気になる前に戻っても根本的に解決していないので病気になる前に絶対にもどってはいけないんです。

自覚のない状態で働き方や生き方に無理があるから病気になっているのに、自覚のない状態に戻るとすぐに再発するだけです。

なので病気の前のライフスタイルを変えないと根本治療になっていないことになります。

Daisuke Fukami
Daisuke Fukami

クリニックの中には根本治療をせず、話を聞いてすぐに薬の処方をして終わることが殆どです。僕はたまたま素晴らしいクリニックに出会いましたが、メンタルクリニックで酷い扱いを受けたという人も少なくありません。なので根本治療には病院だけでなく第三者の協力も重要になってきます。

回復期を越えたあたりから病気になる前の自分ではなくストレスを受け流せる環境を用意する必要があります。

仕事が忙しくなったら断れる自分になったり、そもそも仕事を入れすぎないなどライフスタイルやスケジュールの改善の必要があります。

是非第三者と相談しながらご自身が頑張りすぎないスケジュールを設定しましょう。

おすすめは積み重ねる仕事

僕の主治医の先生の話ではメンタル疾患の方は新しいことが苦手な傾向にあるそうで、淡々と積み重ねる仕事をおすすめしていただきました。そのほかにも沢山のアドバイスをいただきました。

「とにかくやれることをやれる範囲でやっていく。」

「時間をしっかりと守って休憩や休みを多く設計すること。」
「100点ではなく60点でいいと思って仕事をする。」

Daisuke Fukami
Daisuke Fukami

僕は自分を脅迫する癖があり随分と苦労しましたが、自分に甘くすることをとにかく意識しました。とにかく1点でいい。1秒でいい。1回でいいから。少しずつ積み重ねていく。とにかく自分を追い込み過ぎないこと、時間内での最善を尽くすことを毎日続けるという工夫をしました。

メンタル疾患の方だけではなく、全ての働き方に通じることですが、本当に今の働き方が自分の求めるライフスタイルなのか?自分の心身ともに健康な生き方からのアプローチすることも大切だと痛感しています。

本当に自分は心の平安を手に入れながら働くことができているか。しっかりと自分自身をメンテナンスする時間を作り少しずつライフスタイルを変えて、やれることをやるしかないと思います。

まとめ

ポイントまとめ
  • メンタル疾患の療養で大切なことは無理をしないこと。
  • 第三者と根本原因を追求すること。
  • 病気の前の生活には絶対戻ってはいけない。
  • 自分のできることをやれる範囲でやっていきましょう。
  • スケジュールに落とし込み無理をしない設計をすること。

そしてお願いですが、何か仕事で凹むことがあっても、事実と解釈をしっかり分けて自分を否定しないでください。他者との不健全な比較や評価・批判を気にしてしまっては自己否定に繋がり病気に繋がってしまします。下記のように事実は一つで解釈は無数にできるんです。(ボタンで切り替え可能)

彼の成績は100点だった。
私の成績は38点だった。

私は何をやってもだめなやつだ。

今の自分の実力が38点と分かってよかった。

次のテストまでに原因を追求して改善しよう。

このように事実と解釈を分けて行動に落とし込み改善したり、自分を下げるような人とは関わらない。予定のないことを誘われた時は予め断り文句を考えて対応する。など生活に工夫することが大切だと思います。

僕の大好きなPeanutsよりスヌーピーの名言です。

I don’t have time to worry about who doesn’t like me.

I’m too busy loving the people who love me.

僕のことを好きじゃない誰かさんのことでくよくよする時間はないんだ。

僕は、僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに忙しすぎるから。

SNOOPY

スヌーピーのようにせっかく一度っきりの人生を生きるのなら自分を愛してくれる人達のために時間を使いたいですよね。

理想のライフデザインを設計し自分のマイルールやスケジュール設定しておくと少しずつ、少しずつ「自分が自分らしく生きられる世界」をきっと創造できます。共に成長し健全なメンタルコントロールをできるようにして心の平安を手に入れたいと思います。

Daisuke Fukami
Daisuke Fukami

最後まで読んでいただきありがとうございました。
誰がなんと言おうと、あなたは今のあなたのままで素晴らしいんです。
この内容がすこしでも自分らしく生きられるキッカケになることを、心から願っています。
Thank You for being you. You have a nice day now!