「自信をつけるにはどんな方法があるだろう…?自信をつけたい。」と悩んだ経験はありませんか?
僕は自信の無い自分に長年悩んできました。しかし今は自信の無い自分とうまく付き合いながら自分らしく生きる生活を毎日積み重ねることができています。
この記事では僕の体験を踏まえて自信について解説します。
生活が楽になれば嬉しいです。
能力が先、自信は後
ロンドン大学のトマス博士は自身の書籍でこう述べています。
並外れた成功者たちが自信を持っているのは、彼らが並外れて有能だったからだ。重要なことは、高い自信を持つことではない。高い能力を持つことだ。
トマス博士いわく現実的で自信喪失状態の方が「役に立たない自信」よりも能力のつくスピードが速いそうです。
自分自身が積み重ねてきた習慣や挑戦の積み重ねが能力となり。能力がついたあとに本当の自信がつくということなんですね。
ロイ・バウマイスター博士の実験では、テストで悪い成績を取った学生たちを集め、以下の2グループにわけました。
A:次のテストまで「お前はできる。能力がある。」と先生から励まされる
B:次のテストの日程や範囲などの情報をニュートラルに伝える
2つのグループをのテストの結果を比べた結果、「自信をなくした生徒」よりも「根拠のない自信を持った生徒」の方が成績が悪く。自分たちの過去の平均点すら下回りました。
具体的には、過去の平均が59点だったのが、39点まで下がりました。
「WILLPOWER 意志力の科学」のロイ・バウマイスターによる2003年論文で、自信の有無は能力の高さや成功とはまったく関連がなかったと断定しております。
- 自信が高くても、仕事の能力は高くならなかった。
- 自信が高い人は、長期的には嫌われやすかった。
- 自信が高くても、リーダーシップが高いわけではなかった。
ロイ・バウマイスター博士は成功者に自信家が多いのは、成功して自信がついたからで、決して自信があったから成功したわけではないとも強調しております。
多くのセミナーや自己啓発本で根拠の無い自信が大切と学びました。しかし根拠のない自信がもたらしたのは現実と自信の高さのGAPでした。
心理学者のマーチン・セリグマンも鬱病が増えたのは、「自信があるのはいいことだ!」と教えこむ教育や文化のせいではないかと指摘しております。
僕は実際に家族もお金も信用も全てを失い、根拠のない自信で「自分はできる。」と何度も何度も自分を鼓舞しようとしましたが、本当に体が動かなくなった時には根拠のない自分の声が心に響くことはありませんでした。
打ちひしがれたのは言うまでもありません。
そもそもですが、不安や恐れがない人なんていません。
それに100%正しいプランは存在しません。もし、そのような最高のプランが存在するのなら、誰も迷いません。そうすれば必ず目標は達成するし、夢は必ず叶います。
しかし現実はそうではありません。
やりきったところで、期待した成果を手にできるかどうかは分かりません。
だからこそ目的に向かって情報を常に仕入れ続け習慣により能力を積み重ねていくしかないということなんですね。
- 根拠のない自信はいらない
- 自信はあとから付いてくる
- 積み重ねが先、能力は後
- 能力が先、自信は後
- 代償が先、報酬は後
ここで僕が好きな名言をご紹介したいと思います。
Inaction breeds doubt and fear. Action breeds confidence and courage. If you want to conquer fear, do not sit home and think about it. Go out and get busy.
動かないことが疑いと恐れを生み出す。行動は自信と勇気を生み出す。もしあなたが恐れを克服したいと思うのなら、家の中で座って考えたりしてはいけない。外に出て、忙しくするのだ。
Dale Carnegie (デール・カーネギー)
僕はほんの数カ月前まで全く自分に自信ありませんでした。しかし習慣とうまく付き合うようになってから、あらゆる事が自分の意図する方向に進むようになりました。
基本的に僕は自分を信じていません。
正確に言うと今の自分しか信じないということです。
明日の自分を信じないようにすることで「今この瞬間にたった1秒でいいから積み重ねたい。」そう思うようになったんです。
そうすることでコントロールできることが少しずつ増えて自分の意図する方向に進むようになったんです。きっと自分自身を本当に赦せた時に本当の意味で心の平安を手に入れられると信じています。
共に積み重ね豊かな人生を歩めたらと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Thank You for being you.
You have a nice day now!