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日本一情報を発信する精神科医が贈る、脳科学に裏付けられた、伝え方、書き方、動き方
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……日本一アウトプットしている医師である、ベストセラー作家・樺沢紫苑先生が圧倒的に結果が変わる超実践的な「アウトプット術」を公開する最高の内容です。
今回は精神科医である樺沢紫苑先生のアウトプット大山を紹介したいと思います。アウトプットの基本法則をお伝えして具体的なアウトプットの方法を二つお伝えしたいと思います。
インプットしてもアウトプットをしないと意味ないよ!
早速ですがこの本の結論を述べさせていただきました。
理由は脳の構造上いくらインプットしてもアウトプットしない限り知識として定着しないからです。
例えば【月に3冊読んで3冊アウトプットするAさん】と【月に10冊読んで1冊もアウトプットしないBさん】とでは、どちらが成長するでしょうか。
間違いなくAさんの方が記憶に定着します。
なので読む見る聞くという自分の脳に入れる作業であるインプットをどれだけしてもただの自己満足となります。
話す・書く・行動するなどのアウトプットをしないと、身の回りにも世界にも何の影響も与えられないんだよというのがこの本の結論なんです。
僕自身今まで1000冊以上の本を読んできました。しかし本書を読んだ後に自分の本棚にある本を5分で説明してみようと思った時にとても難しくできなかったんです。
人に説明できないということは内容を覚えていないのと同義であり、とてもショックでしたが、身の回りにも世界にも何の役にもたっていないといことがわかりました。
せっかく時間をかけて読んだのになんにも意味もないって悲しすぎます。読書がただの時間の無駄になっていたのです。
人間の脳に入ってきた情報は海馬という場所に仮保存されます。
保存期間は2週間~4週間です。海馬に仮保存している間にその情報が何度も使われると脳はその情報を重要な情報と判断して側頭葉に長期記憶として保存します。
一度側頭葉に記憶されるとその記憶は忘れにくく、長期間覚えていることができます。
なので本を読んだとしても海馬に記憶したのみで側頭葉に記憶しないとなんの意味も無いんです。
こういった理由から2週間で3回以上アウトプットすると長期記憶として残りやすくなります。
もっとアウトプットしていればよかったと思います…。
コロンビア大学の心理学者アーサーゲイツ博士が興味深い実験をしています。
小学校3年生から中学校2年生までの100人の子供に人物のプロフィールを9分間で覚えて暗唱してもらうという実験をしました。
インプットである覚える時間とアウトプットである暗唱する時間をグループごとに異なる時間に設定して実験を行いました。すると最も暗唱ができて効果が出たのはインプットが3に対してアウトプットが7という結果になったんです。
最も効果の出る学習方法がインプット3:アウトプット7という比率ということは学校の勉強では教科書を読んでから問題を解くよりも問題を解く時間を増やしたほうが記憶に残りやすいということなんです。
インプットとアウトプットを繰り返すことによって、猛烈に自己成長できることがわかりました。しかしそれでも自己成長できないという方もいます。
その原因はフィードバックがきちんとできていないことにあるそうです。
アウトプットの後と次のインプットの前に絶対必用なプロセスがあります。それが「フィードバックです」。
フィードバックとはアウトプットによって得られた結果を評価し、その結果を考慮して、次のインプットに修正を加えるという作業です。
①見直し
②反省
③改善
④方向修正
⑤微調整
⑥原因究明
何か行動を起こした時に、失敗した原因や理由を考えて対策を講じる、成功した場合はうまくいった理由を考えてさらにうまくいくように工夫するプロセスが必要不可欠なんです。
フィードバックを行うことで、行動が方向修正され、前の自分よりも必ず進歩・成長することができます。フィードバックがないと、同じところを延々と回り続けることになります。
僕自身ビジネスやプライベードでこの蟻地獄にハマってしまったことがあります。客観視しない限り抜け出すことが大変難しくなるのです。
アウトプットしてフィードバックしないのは、トイレに行って水を流さないようなもの。せっかくのアウトプットもやりっぱなしでは成長につながらないと著者は述べています。
僕はやりっぱなしにしないように、毎日スケジュールを見て振り返るようにしました。下記の7つの質問を自分に行うようにしています。
①何故この結果になったのか?
②次に改善できることは何か。
③その改善案をいつ行うのか。
④そもそもやる必要があったか。
⑤予定と結果のズレは何故生じたのか。
⑥本当に自分じゃないとできないのか。
⑦本当に効果的な行動だったか?
①自分が読んで聞いて見て学んだことを友人や家族、同僚や恋人などに話す
②2週間以内に3回以上アウトプットする
③長期記憶として保存され忘れにくくなる
また話す時のコツは自分の意見や考えを一つでも良いから加える。自分がどう思い、どう感じたのか、そこに自分らしさを加えると、「話」に価値が生まれ聞く側にとっても価値のある情報になります。
①自分が読んで聞いて見て学んだことを紙に書く
②Inputしながらor直後のタイミングに書く
③書いている際には「これは重要だ!」と思って書く
④2週間以内に3回以上アウトプットする
⑤長期記憶として保存され忘れにくくなる
書くということも圧倒的に記憶に残りやすいアウトプット方法です。
それは脳の中の脳幹網様体賦活系(RAS、Riticular Activating System)が刺激されるからです。RASとは脳幹から大脳全体に向かう神経の束であり、神経のネットワークの事です。
RASは注意のフィルターとして機能します。重要でない情報をスルーして重要な情報を処理するために脳全体に司令をだして情報に集中し記憶力が高まる仕組みになっている。また書いている際には「これは重要だ!」「記憶に残すぞ!」と思って書くことで効果が高まります。
ここから補足なんですが、プレゼンテーションの技術を学び友人や同僚や家族に話したり、本に手紙を書いてプレゼントすることで劇的に記憶に残るようになったんです。
書くだけで脳のポテンシャルは最大限に引き出せる!
①アウトプットの基本法則
・アウトプットすることで記憶に残る
・2週間で3回以上のアウトプット
・インプット3:7アウトプット
・フィードバックの重要性
②具体的なアウトプットの方法
具体的なアウトプット方法は基本的に話すことと書くこと
この本に関するお話は以上となります。
他にも具体的なアウトプット方法が80通り書かれていますので興味のある方は是非読んでみてください。